■3. 宇宙の果て=もっとも古い光のなかに見える何か
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校物理・天文学助教授。天体物理学、宇宙論の研究に従事。
宇宙の端をどう定義するかにもよります。光のスピードが有限であるため、宇宙の果てを見つけようとすると時間を遡ることになります。アンドロメダ銀河を見るとき、現在の様子こそわかりませんが、アンドロメダの星が光を放射したのを望遠鏡で観測することができたため、約250万年前に起きていたことはわかります。
わたしたちに見えるもっとも古い光は、もっとも遠いところから届いています。そのため宇宙の果てというのはある意味、わたしたちに届くもっとも古い光のなかに見える何かなのかもしれません。すなわち、ビッグバン後かすかに残存する光、宇宙マイクロ波背景放射です。光子が熱い電離プラズマ内の電子間を飛び交うのをやめて地球に流れはじめたことから最終散乱面とよばれていますが、これこそが宇宙の果てだともいえるでしょう。
いま、宇宙の果てに何があるのか。その答えは、わかりません。何十億年も先の未来まで、光が届くのを待たなくてはならないのです。それに宇宙はますますスピードを上げながら膨張しているので、わたしたちはいまの段階では推測することしかできないのです。広い意味で私たちの宇宙はどこから見ても同じように見えます。おそらくいま観測可能な宇宙の端から宇宙を見ようとすると、わたしたちがここから見ているのとほぼ同じ宇宙の様子が見えるはずです。このため、宇宙の果てから見えるものは単純に、より大きな宇宙、銀河、惑星なのだと推測できます。同じような疑問を抱く生命体だって存在するかもしれませんね。
■4. “端”は複数ある
デューク大学物理学助教授。観測的・理論的宇宙論の研究に従事。
宇宙はおそらく無限のサイズであるにも関わらず、実際は"端"なるものが複数あるといえるでしょう。
宇宙が無限だとすれば、"果て"はないことになります。もしも宇宙が紙のように平らだったり、オープンな空間だったりしたら、本当に限りがないといえます。もしクローズドな空間であれば、限りがあることになります。
しかし、ある方向に向かって突き進んでいって最終的には元の地点に戻ったら、球体の表面を移動するかのような状態が想定できます。ホビットのビルボが"道はどこまでも続くよ/ドアより出る始まりの場所から"と言うように。
しかしわたしたちにとって、宇宙の"果て"なるものがふたつあります。一般相対性理論によると、すべてのものは毎時およそ6億7000万マイルという光速を含めて速度には限界があるといいます。また宇宙は各方向にむかって膨張していて、時間が進むにつれてそのスピードは速まると考えられています。このことはつまり、遠くのものを観察するとき、その物体のほうから光が届くには時間がかかる(距離を光速で割る)ことにつながります。宇宙が膨張していることを踏まえると、光が到達するあいだに光の移動距離が増えることになるのです。
このため、宇宙の最初(約137億年前)に放出された物体からの光を観察できるもっとも遠い距離、すなわち470億光年ほど(1光年は地球から太陽までの距離の約63,241倍)離れた共動地平線とよばれるものについて考える必要があるでしょう。
また見方を微妙に変えてみると次の通り。もし光の速さでメッセージを送ったら、もっとも遠い惑星の誰かが受け取ることになるのか。これは興味深いところだといえます。宇宙の膨張率は過去に戻るには減速しますが、未来では加速するためです。
たとえメッセージが永遠に誰かのもとに届かず彷徨うことになっても、今から160億光年前に向かうことになります。これがいわゆる事象の地平線です。
観測可能なもっとも遠い惑星はたった25000光年しか離れていないので、宇宙に存在しているかもしれないほかの生命体に挨拶できる可能性はやはり残っています。しかし、現在の望遠鏡が特定できる最遠距離にある最遠距離は、私たちからたった約133億光年の銀河にあたります。したがって、宇宙の果てがどこで、何があるのかは今のところ誰にもわかりません。
https://www.gizmodo.jp/2019/02/whats-at-the-edge-of-the-universe.html
続く)
■5. 宇宙の果て=地平線
シカゴ大学カブリ宇宙物理学研究所助教授。
地球から望遠鏡を使って、わたしたちは遠い宇宙のどこかから届く光を見ることができます。光源が遠いほど、光が到達するまでの時間が長くかかります。遠い場所を見ようとすると、今日の様子ではなく光がつくられたときのその場所の様子を見ることができるのです。より遠くを望むには、時間を遡ることになります。
ただし見ることができるのは、ビッグバンから数十万年後の場所に達するまで。それ以前(星や銀河が存在するずっと前)、宇宙は非常に暑く密度が高かったため光が弱く、最新の望遠鏡からであっても見ることはできません。この場所こそが、観測可能な宇宙の端で、 ときに地平線とよばれています。その先に何があるかは見えないのです。時間の経過につれて、地平線は変化します。ほかの惑星からこの地平線を見ようとしても、地球から見るのとだいたい似たような景色が見えるはずです。地平線、ビッグバン以来経過した時間、光速、そして宇宙がどのように広がったかなど。
今日の地球の地平線にあたるのはどこか。わたしたちにはわかりません。わかるのはビッグバン直後であって、今日の様子ではないためです。ただ、観測可能な宇宙を含め、わたしたちに見える宇宙のすべては星、銀河、銀河団、その他多くの"空"の空間など今日の私たちから見る宇宙とほぼ同じに見えるというように考えられています。いっぽうで今日の地球から観測できる範囲よりも宇宙ははるかに大きく、宇宙は果てしないものだというようにも考えられています。
■6. その答えはまだない
ピッツバーグ大学物理学教授 。宇宙論、理論物理学関連の研究に従事。
宇宙においてもっとも基本的な特性のひとつとして、時間が挙げられます。さまざまな測定から、現在137億年と考えられています。光が一定の速度で伝播することを踏まえても、初期の光線が今日まで特定の距離を進んだことがわかります。(地平線までの距離)光線よりも速いものはないことから、相対性理論に従う原理上は地平線までの距離こそがわたしたちが観測できるなかでもっとも遠い地点だといえます。
この距離からくる光源が、いわゆる宇宙マイクロ波背景放射です。マイクロ波背景の原点までの距離以外で宇宙には"果て"がないことがわかっているため、宇宙は地平線までの距離よりもずっと壮大で、わたしたちが観測できる範囲よりもずっと遠くに宇宙の果ては存在するのだろうというように推定されています。でも、この考えが正しいかはわかりません。観測可能な宇宙は比較的一様で普遍的だという考えとは少し矛盾しているかもしれません。
残念ながら、わたしたちにはまだ宇宙に果てがあるのかないのかという問いに対する妥当な答えがありません。もし果てがあるとしたら、それはずっと遠く宇宙の歴史全体という時間をかけてもなおわたしたちのもとに到達しないほど遠い場所だといえます。現段階では、観測できる宇宙の全体でなく一部を端として考えるほかないのかもしれません。
https://www.gizmodo.jp/2019/02/whats-at-the-edge-of-the-universe.html
アルジェリアに決まってるじゃん
始まりもなく終わりもない。
宇宙空間は波立っており部分的には収縮したり膨張したりしている。
宇宙の端には宇宙がある
ワープ航法の実証が先だろう
どうよかったんだよ
宇宙の端という酒場ですね?どこですか?
ゼロ除算 1/0=0/0=z/0=\tan(\pi/2)=0 発見5周年を迎えて
どっちもうまくイメージできないや
一周したら元の場所に戻る。
コップに洗剤を入れる。そして泡立てる。その中の泡のひとつが我々が住む宇宙としよう。
すると隣にも泡があることが観測結果から次第に明らかになってくる。
と、科学者はこれで有限であると結論付ける。
すると別の科学者は洗面器にしてみたらどうかと提案する。
さらに時代が下って新たな科学者がそんな狭い範囲ではないと提言する。
と、またまた別の科学者がいやもっと広いハズだと提唱する。
もしかしてプールか、またまた時代は下りイヤ沼だというー。
さらに湖説、海説になっていくだろう。
現在ですらコップの範囲でも判っていないのかもしれないね。
なんせ、境目がいまだ見いだせていないじゃん。w
そんな事、決まってるじゃないか。
宇宙の果てには「果て」があるのさ。
宇宙は無から有へのぶれで生じた物質のビッグバンという拡散による時空なのかもしれない。
結局人間には観測不能なので永遠の謎。
時空は物質じゃねぇよ
存在と無の接点は無い、無には境界の概念も無だから
かしこ日本列島地震予知対策にお金を使うべし
日本沈没これ見よがし、
灯台下暗し
そこが果てであると定義可能だがあくまで定義に過ぎない
それより外は普通に考えて存在するであろうしそれはやはり膨張し続けているであろう
そこで問題になるのがやはり速度
光速に達したらそれが天井で光速のままか
いやいや普通に考えて減速の素因が無いから光速を超えて速くなり続けるのか
まるまってるとか、くるまってるとか、つつまれてるとかw
これが神のお告げであるぞ
つかみづらいが、けっきょくは、有限が特殊ってことだろう。
個人が宇宙を思う時のその主観の限界が宇宙の端になる。
その昔は亀がその限界だった。現在はせいぜい130億光年先が端。
科学者は端がないと言うが
言い換えれば、それは現時点の科学と言葉の限界でもある。
夜も寝られない









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