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絶対に"統合失調症"の前でやってはいけないこと・・・
俺の幼馴染であり親友であるアツシに紹介してもらったのがきっかけで知り合ったんだ
夏フェスのチケットが4枚当たったんだけど、暇だったら行かない?
と、アツシから誘われた。
俺は音楽はが大好きだったからもちろん一緒に行こうと思ったけど
残りの2枚のチケットでアツシが大学のサークルで知り合った女子を2人連れて行くとのことで、それを聞いたときは、
え…って思った。
好みのアーティストが沢山出ているフェスには行きたかったから、ちょっと迷ったけど行くことに決めたんだ
その彼女と別れてからは人に恋するようなことは一切なかったし、ましてや自分ですらほぼしてないような状態だった
性的欲求すらわかなかったって事ね
2年くらい通院してだいぶ症状は軽くなったんだけど女性不振は治らなかったな
昔からの友人とかであれば普通に異性であっても話したりすることはできたけど、会ったことも喋ったこともないその女子たちと夏フェスで一緒に行動できるような自信は正直なところ全くなかった
で、あとあと誘ってくれたアツシに聞いたら、俺の女っ気なさや興味のなさにものすごく心配をしてくれていたらしく
何かのきっかけになればって事でダメもとで俺を誘てくれたらしいw 夏フェスならきっと来てくれるんじゃないかと思って必死にチケット取ってくれたんだってさw
マジ良い奴w 余計なお世話ではあるけどw
26歳
170センチ 56キロ
普通科高校→大学文系
容姿は可もなく不可もなくといったところかな
学歴も可もなく不可もなく
大体5年前くらいのフェスで出会ったって事になるのかな
今年27ね
ミスw
21歳
170センチ 56キロ
普通科高校→大学文系
容姿は可もなく不可もなくといったところかな
学歴も可もなく不可もなく
物凄く可愛い子がきたらどうしよう…とかそういうのとは真逆で、俺なんかと一緒に行ってもつまらないだろうな…大丈夫なのかな…とかそういう心配ばかりが積もっていった
本番3日前になってアツシから連絡がきた
『夏フェスのタイムテーブルを4人で決めよう!懇親会がてら居酒屋集合ね!』
おいおいまじかよ…
正直予想もしてなかった。
数多くのアーティストが出る夏フェスで、4人で見るものをそろえて、
まとまって行動したいから予定をたてませんか?居酒屋で会議しましょう!
って事なわけだから
夏フェス本番は女子と永遠に行動を共にしなければならない挙句
事前に居酒屋で仲良くなっておかなかければならない…俺にとってこんな仕打ちはない
そこに現れた女子2人
アキ
年齢は俺の1つ上(当時22歳)だけど大学入りなおしてるから学年は1つ下
152〜3センチくらい
夏帆に少し似てる
サバサバ女子
ミホ
年齢は俺の1学年下(当時20歳)
148センチ?だったきがする
菅野美穂に少し似てる
だから名前もミホねw
とにかく周りに気をつかいまくってる
まぁ二人とも一般的な意見として可愛いと思った
場所が居酒屋なわけだから当然酒を飲む
俺は緊張してかどうか分からないけど結構ハイペースで飲んだよ
それなのに全然酔っぱらわなかった
で、なんとか頑張って
「俺、この時間はこれ見たいんだけど…みんなはどう?」
とか、
「あ!このアーティスト気になってたんだよね」
とか、とにかくアツシに気をつかわせないためにも頑張った
物事をなんでもハッキリと言うし、俺は内心(この人とは一生仲良くなることはないな…)って思ったくらいにサバサバ女子だった。
一方ミホは、常に
私はみんなに合わせるよ!っていう立ち位置で何でも楽しそうに
うん!うん!って頷いてた。
物凄く良い子にうんうん頷いてるのが凄く印象的だった
俗に言う合コンってこんな感じなのかな?とか思いながら全く酔う事もなく
一通り夏フェス本番の行動予定も組み終わってその日は解散した
この日の雰囲気のまま3日後の夏フェス本番を迎えてくれれば、
俺としてもなんとか楽しめそうな気配はあった
2人ともすごく良い人だったし、もしかしたらアツシから俺の症状とかを説明されてたのかもしれない
今考えてもアツシには本当に感謝しなければいけないと思う
俺とアツシは車で女子2人が集合している場所まで迎えに行った
夏フェス会場は車で2時間程度走ったところにある
行きの車内では今日これから見るアーティストの楽曲達がエンドレスで流れていて
「この曲やってくれたら最高だなぁ」
「ほんとそれ!もし歌ってくれたら私泣いちゃうかも!」
といった感じですごく良い雰囲気だった
不思議とこの女子2人に対する恐怖心というか人見知りというか
そういう蟠りの様な気持ちはなくなっていた
これが音楽の力なのか、夏フェスの力なのか、アツシの力なのか分からないけど
「かんぱーい!」
買っておいた缶ビールを4人で乾杯した
女子軍団はデジカメで写真を撮りまくっている
そんななか俺は時代に乗り遅れたインスタントカメラを持参していた
恥ずかしかったなぁw
敷地内に入るとそこにはもう既にものすごい数の人がいて、あちこちへ向かって歩いていて、それを眺めているだけでも段々とテンションが上がってくるのが自分でもわかる
俺たち4人もお目当てのアーティストが出演するステージに移動して待機することにした
ステージを目の前にしてアーティストが登場するのを待っているときに
「あ!!もしかして俺君…、ああいう娘がタイプなの?」
と、ミホが俺にツンツンしながら不敵な笑みを浮かべてるw
やっぱ女怖いw
俺「いやいやw どうしたんだよ急に」
ミホ「えー?だって、あの娘をじーっと見ながらぼーっとしてたでしょ?」
俺「見てないよw 確かにぼーっとしてたかもしれないけど」
ミホ「そう?なら良いけどさっ 今日は楽しもうね!」
アツシから俺のトラウマの話を聞いていたのかどうかは分からないけど
ミホはこういう気配りができる人で、俺はすごく尊敬しているし、同時に自分が情けない奴だなと思った
会ったばかりの女の子に気をつかわせている自分が本当に情けなかった
フェスで見る好きなアーティストのライブはまだ一味違っていて、来て良かったな…と終始感じた
朝から酒を飲んでたのもあるけど
チャットモンチーの恋愛スピリッツっていう曲が心に響きすぎて号泣した
後ろを振り返るとそこにもカップル…
アキ「囲まれたwww」
ミホ「くそっw 負けてたまるか!」
カップルに負けないように4人で手を繋いだw
周りから見たら変な集団だったと思う
良い子
菅野美穂そのまま想像してくれてもいいくらいほんとあんな感じでちょっと天然
「私も吸いに行くー!」と言いながらアキがついてきた
もうこの頃には面倒臭い…とか嫌だな…とか2人の女子には感じることはなかった
自分で言うのも変かもしれないけど、自然体で接することが出来ていたと思う
それにしても意外だった。アキが煙草を吸っているなんて知らなかったから
俺「タバコ、吸うんだね」
アキ「うん。だめ?」
俺「いや、ダメではないけどさ。この間の居酒屋では吸ってなかったでしょ?」
アキ「あぁ〜。あの日は我慢したんだ!初対面の女がタバコ吸いまくってたら印象悪いでしょ?」
意外だった。超サバサバ系女子であるアキが、そんなことを気にしていたなんてものすごく意外だった
意外女子アキ
夏フェス自体は何度も来た事あったけど、今までとは違った楽しみ方をしたんだと思う
俺の中での夏フェスって自分の好きなものをぼっちで見るもの、っていう意識だったからね
ミホはものすごく気をつかうのが上手で、俺が全く気が付かない間にペットボトルのミネラルウォーターを買って
ミホ「はい!ちゃんと水分取らないとぶっ倒れちゃうぞぉ!!」
などと言って俺の顔にペットボトルを押しつけてくる
良くできた人だよ。普通に人間として尊敬できた
これは世の男性はミホの事を放っておかないだろうな…なんて思ったりもしたw
俺「ミホさんどうぞ」
ミホ「俺君はどうして彼女を作らないんですか?」
俺「作らないのではなくモテないのです」
ミホ「それは勘違いだと思いますよぉ?」
俺「は?w」
ミホ「まぁいいやwなんでもないw でも私には未来が見えます。分かるのです。」
俺「では教えてください。未来とは?」
ミホ「ホッホッホ!私について来れば、おのずと答えは見えるでしょう。その証拠に…」
ミホが前方に向かって指をさす
ミホ「アツシ軍団発見!」
ミホはちょっと不思議ちゃんでもあるのかもしれないw
常に周りを明るくさせる存在
むしろ俺が逆に聞きたかった
ミホにはなぜ彼氏が居ないのか…その理由は後から知ることになる
俺はモテてないぞw
いやらしい目つきで笑っているw
俺「ごめんごめん、探したんだけど見つからなくてさー」
アツシ「無事合流できたし、とりあえず○○ステージ行こうぜ!」
4人で次の目的のステージに向かう途中、
アキが俺の脇腹を何度も肘でクイッっとしてくるオッサンみたいないやらしい目つきでw
意外女子アキwwww
俺は不思議な気持ちだったな
女性不振であった俺がこんなにも普通に仲よさげにできている事が自分でも信じられなかった
車に乗って帰路につく
途中、眠っているアキが俺の肩に寄りかかってきた
一瞬ゾワッとしたけど我慢して頑張ったよ
シャンプーのすごく良い香りが香ってきた
俺思うんだけど、女性ってなんであんなに良い香りがするんだろうなw
俺とアツシも家に帰った
楽しかったけどものすごく疲れていた
慣れない女子との夏フェスだったし、1日中騒いだからやっぱりすごく疲れた
今日はありがとう!と、3人にメールを一斉送信で送った
今と違ってラインなんてなかったし、個別で送るのも面倒だったから一斉送信で送ったら、これがきっかけで、4人で連絡を取るときのデフォにいつの間にかなっていた
と、誰かが発信すれば、他3人が
『賛成!』
『いいねぇピクニック!!!』
というように、俺たち4人はすごく仲良くなっていったんだ
ラインがある今はグループトークなんて当たり前だと思うけど
5年前のこの当時に普通のメールでこういう連絡の取り方をしているのは稀だったんじゃないかな?
全員が全員に一斉送信だから携帯が鳴りっぱなしなんて事も多々あったけどw
そうそうw
新着67件とかw
誕生日を祝ったり、旅行に行ったりもした
妻夫木と柴崎コウのオレンジデイズ的なキャンパスライフと言ってもいいかもしれないw
アキとミホは同じ女子大
俺とアツシは別大学だったからそんな頻繁に集まったりはしてないけど
だいたい月に2回は集まって飲んだりどこかへ行ったりしてたかな
この頃には俺の女性不振もすっかり引っ込んでいたと思う
フェスももちろん行った
これが本当の仲間なんだな。って、素直に心の底から思える4人組だった
しかも4人が4人とも彼氏彼女が居ないという、傍から見たら不思議な集まりだったと思う
実は居たのかは、それとも本当に居ないのかは分からないけど
春から俺とアツシは就活をしていた
と言いつつも俺は家がやっている会社を継ぐ予定だったしアツシも家を継ぐことになったから、就活という就活はなかったかな
東京の実家暮らしの大学生で実家の会社を継ぐって言うと、なんか変な罵声浴びそうだけどw
さすがに遠出する回数は減ったけど月に2回くらいは集まっていたと思う
ミホは実家暮らしだし地元がこっちだから、地元で就活をしていたし
卒業して就職しても今まで通り集まることはできる
けど、アキは実家が岡山で就職は地元ですると決めていたらしい
いつも通りに4人で飲んでいるときに突然そう打ち明けられたから、その時はものすごく驚いた
驚いたけど、これが大人になるって事なんだな…と無理やり悟ったのを覚えてる
とかいいつつ読むの好きなんだけどね。
覚えてる
俺が特別かもしれないけど
小学生の運動会の時の会話とかも結構覚えてたりする
この先4人で集まるのも難しくなってしまうと考えると胸が締め付けられるように辛かった
俺の今までの人生の中でも、これからの人生の中でも、
濃くて色あせない一生忘れることが出来ない時間はこの4人での時間だったし、他の3人も同じように感じてくれている
少なくとも俺はそう感じていた
いよいよ東京で集まれる最後の日が来た
丁度今くらいの時期かな、3月の中旬から下旬だった気がする
さみしくなるから最後っぽくしたくないというアキの要望で、普通に居酒屋に入って飲むことにしたんだ
始めのうちは4人とも普通に和気藹々と話していたんだけど、ある時急にミホがヒックヒック泣き出しちゃって汗
それを期に全員もらい泣きで大号泣した
居酒屋のスタッフさんが心配してくれて、おしぼりを何回も何回も交換してくれたのを覚えてる
あの居酒屋の店員さんに今もう一度会いたいなw
って、アツシが言ってたのを鮮明に覚えてる
アツシ…マジでイケメンw
アキは次の日の10時の新幹線で東京を出発する予定
終電ギリギリまで飲んで普通にバイバイした
3人で新幹線見送るよ!と、言ったけど
「いや、最後じゃないから…大丈夫!余計に悲しくなっちゃうからさっ」
と言うアキに、俺たち3人は何も言えなかった
アキがそうして欲しいと言うのならそうするしかないから

【笑ったら心臓麻痺】デスノートコラクッソわろたwwwwwこれはやっぱレジェンドだわ・・・・
寂しさもあったけど、それよりもアキへの応援の気持ちで胸がいっぱいだった
皆こうして大人になっていくけど、俺たちの間柄が疎遠になるような事はないだろうと確信していたし、
いつサプライズで岡山に行こうかなぁと考えていたくらいだった
次の日の朝、携帯電話の着信音で目が覚めた
いつの間にか眠ってしまっていたらしい
着信はミホからだった
メールではなく電話。珍しいな…なんて思いながら電話に出ると
「もしもし?おはよう!今は家?どこにいるの?」
俺「おはよう。どうしたんだよ、そんなに慌てて」
ミホ「アキに何の相談も無しにこんな事言っていいのかすごく迷ったんだけど…」
俺「ん?なんの事?」
ミホ「アキには黙っててほしいって言われてるし…」
え?
言葉が出なかった。
全く予想してなかったミホの発言に頭が真っ白になった。
いやいや…、そんな訳ないでしょ!とか、そうやって言い返すことすら出来なかった
無言。
ミホ「何、黙ってるの!時計見て!今何時?時間ないよ!早く東京駅向かってあげて!!!!」
ミホの言葉に慌てて時計を見たら9時15分
バイクかっ飛ばせばなんとか間に合う時間
俺「ミホ…、ありがとう」
ミホ「うん。…頑張って!」
ミホから言われなければ気が付きもしなかった
女性恐怖症であった俺が女性の淡い気持ちになんて気が付くはずがない
ドキドキしながら東京駅に全速力で向かう自分に対しても、ある事を思い始めた
俺はアキの事が好きだったのかもしれない…。
自分でも全く自覚してなかった。
あとあと聞くと、ミホとアツシからしたらずーっと気が付いていたらしい
俺とアキが、お互いがお互いを意識し合っていた事に
俺の、約5年ぶりの恋だった。
30kmオーバー上等でかっ飛ばしてたけど、今から思い返せばよく捕まらなかったと思う
時間的にはなんとかギリギリ間に合った
入場券を買ってホームに駆け上ったは良いけど、何号車かわからないし待合室にいるかもしれないし
とにかく走って探すしかないな…って思ってたら後ろから声がした
「え…、俺君?」
なんて言葉をかけたらいいのか分からなかった
でも、言葉なんていらなかった
俺は無意識にアキの手を握っていた
まるで時間が止まったかのような感覚が俺たちの周りを取り巻いていた
俺とアキは発車ベルが鳴ってドアが閉まるギリギリまで手を握り合っていた
会ってからまだ一言も会話してない
それでも不思議とお互いの気持ちが分かり合えている気がした
不思議な感覚だった
ドアが閉まって窓越しにアキが見える
アキは俺に向かって
(ありがとう)と言った
正確に言うと声は聞こえてないから本当にそう言ったのかどうかは分からないけど
俺には【ありがとう】という言葉がちゃんと届いたよ
あとあと分かったことだけど、夏フェスの帰り道に眠って俺に寄りかかってきたのは
実は起きていてわざとだったらしい…小悪魔テクニック怖すぎwww
アキも来れるときは東京に来ると言っていたし
アキが東京に来た時にはもちろん4人で集まって学生の頃の思い出話で盛り上がったりするつもりだった
4人の関係性は本当に自然に今まで通りにしたかったんだ
すごく居心地がいい仲間としてね
そうやってみんな大人になっていく中でも
変わらず集まって馬鹿な話をすることが出来る仲間っていうのはすごく大切なもの
今だからこそすごくそう感じる
俺はこの間に遠距離恋愛している人たちを本気で尊敬したよ
ハッキリ言って拷問に近いw
アキが岡山に帰ってから1ヵ月経ったころ
俺は土日を利用して岡山に向かった
東京から岡山への旅これから慣れていかなくちゃいけないし、アキに会えると思うと新幹線での移動の時間も全く苦ではなかった
1ヵ月ぶりにアキに会えるってだけでドキドキした
今まではこんな感覚ではなかったけど
確かに今思い返してみれば早く約束の集まる日にならないかなぁ…って毎回思ってたわ
久々に見るアキは最高に可愛かった
でも心なしか以前より痩せた気がする
俺「夕食はすませたの?」
アキは無言で首を横に振った
俺「どこかで食べる?」
アキ「うーん、私お腹減ってないし俺君ホテルとってあるでしょ?ゆっくりしたいな。ごめんね」
なんだか元気がないアキ
そんなことは気にも留めず鼻息荒くなる俺wwwwww
アキ「俺君…話があるんだ。ちょっといいかな」
俺「どうしたの?」
アキの顔色が悪い
この世の終わりみたいな表情をしていた
(俺、ふられるのかな…)と頭によぎった
やっぱり遠距離恋愛っていうのは無理なのか
と悟った俺
しかし予想とは全く別次元の言葉がアキの口から出てきた
アキ「私、HIVなんだよね…」
言葉が出なかった
アキ「ごめん」
アキはそう言って泣き崩れた
俺と出会うよりも以前に付き合っていた男性から、去年連絡があったらしい
検査してみてほしいとの事で、不安ながらも検査をしたら陽性
そんな大変な事が発覚したのにも関わらず
アキはその間も顔色何一つ変えずに俺たちと集まって笑顔を振りまいていたらしい
かわいそすぎる
だけどそれがなんだ?たかがHIVだからって何?何も変わらない
俺「アキ、教えてくれてありがとう。伝えるの辛かったと思うけどよく頑張ったね」
アキ「ごめん…」
俺「なんで謝るの?俺がアキに対する気持ちは変わらないよ。
何も気にする事は無い。
俺には詳しい事は分からないけど治療だってできるんでしょ」
俺はそんな弱ったアキを抱きしめるあげる事しかできなかった
実は内定をもらったとこには就職していなかった
健康診断の結果、後日内定が取り消しになったらしい
アキとミホは大学で保育の学科を先行していて、内定先も幼稚園だった
普通のOLとかならまだしも、保育と言う現場だから内定取り消しになることは本人も分かっていたという
だけど、夢をあきらめきれないアキは会社側に事実は黙っていた
アキの心の中は不安と罪悪感と迷いで押しつぶされそうになっていた
俺の中でのアキへの気持ちは変わることはないけど、アキはそんな俺とは裏腹に身を引こうと考えていたらしい
だから、何も伝えることなく
新幹線の見送りも拒否してひっそりと岡山に帰ってこようとしていたって訳
俺はアキのために何かできることはあるのか
考えても考えても答えは見つからない
アキ「ミホとアツシには黙っておいてくれないかな?」
俺「わかった」
アキ「私…、この先どうすればいいのかな?」
アキはとにかく泣いていた
俺はどうすることもできなかった
アキ一人を置いてくのはものすごく心配だったし、こんなに大事な時に一緒にいてやれない自分の無力さに腹が立った
東京に帰ってきてすぐに
会社に有給申請を出して1週間の休みをもらった
だけど帰ってきてからは一度もアキから連絡が来ないい
電話もつながらない状態だった
アツシやミホに言って連絡してもらおうかとも思ったけど、意味深な事をして余計な心配をかけたくなかったから、それはできなかった
もどかしかった
爺ちゃんが会社の会長なんだけどHIVの彼女が!!!って泣きつくわけにもいかないしね
とにかくこの間にHIVの事を調べるだけ調べつくした
どの様な治療があってどのくらい費用がかかってどれくらい生きられるのか
そもそもアキ自身はちゃんとHIVの事を理解しているのか?
アキの両親はこの事を知っているのか?
いずれにしてもちゃんと病気と向き合わなくてはいけない
ミホにアキの実家の住所を聞いた
サプライズでプレゼントを贈りたいから教えてくれないか?と聞いたところすんなり教えてくれた
1度遊びに行ったことがあるらしく聞いてもないのに近所の事まで教えてくれた
いずれ、ミホとアツシにも話さなくちゃいけないときが来ると思うと胸が苦しくなった
前回向かった時とはまるで違った
全く苦にならなかった時間が地獄の様に長く感じた
とにかく俺は俺にできることをやるしかない
新幹線の中で一人で考え込んでいると不安ばかりが押し寄せてくる
もしかしたら、俺を振りたくてHIVと嘘をつきアツシともミホとも絶交して岡山で新たなエンジョイライフを楽しんでるんじゃないか?とか
そういう事まで考えてしまうような心境だった
すごく立派な一戸建
インターホンを押すときはさすがに緊張した
まさかこんな形でアキの両親や家族と会う事になるとは思っても居なかったからね
「ピンポーン」
「はい、どちらさまですか?」
「突然申し訳ございません。アキさんの友人の○○と申します。アキさんはいらっしゃいますか?」
「少々おまちください」
緊張した
インターホンの声はアキではなかった
アキ母「どうも初めまして。あなたが俺君なのね?アキの母です」
俺「初めまして。○○です」
アキ母「どうぞ、あがってください」
リビングに案内された
アキの姿は無かった
アキ母「遠かったでしょ」
俺「いえ、全然大丈夫です」
アキ母「俺君の事はアキからよく聞かされているわ。ここ2.3年、東京から帰ってくる度に楽しそうに話すのよ」
俺「そうですか!アキさんにはいつもお世話になっています。」
アキ母「お茶煎れるからその辺に座ってて!」
俺「あ、お気遣いなく。あの…アキさんはお出かけですか?」
この質問をした途端に、アキのお母さんは黙った
すごく怖い沈黙だった
アキ母「俺君、ごめんねぇ。娘が迷惑かけたでしょ?謝るわ。」
俺「いえいえ!とんでもないです。」
アキ母「この度は申し訳ありませんでした」
アキのお母さんは俺に向かって深々とお辞儀をした
全ての事情を分かっているようだった
俺「ちょっとおばさん、やめてください(汗)」
俺はアキのお母さんの体を起こした
アキのお母さんが震えているのが手から伝わってきた
アキ母「俺君。アキの事は…」
俺「え?」
アキのお母さんの頬には涙がつたっていた
目が真っ赤だった
病院へ行っていたらしく、ラフな格好で俺の方を見つめながら驚いていた。
アキ「俺君…?なんでここにいるの…」
俺「いや、連絡もないし心配だから有給とって来たんだよ」
アキ「何してんの…もう私の事は放っておいてよ…」
俺「うん。無理」
アキ「無理じゃなくて、放っておいてよ!もう私は会いたくないの!」
俺「うん。それも無理」
アキ「無理ってなんだよ、私だって本当は無理だよ?でもそうするしかないから…だから帰って!」
俺「それはできないよ。」
俺はカバンから3日間東京で色々調べたHIVに関する資料やらパンフレットやらをすべて出した。
俺「俺だって当事者なんだから、帰るなんて事はできないし、するつもりもない」
アキとアキのお母さんは泣いている
俺も一緒に泣きたかったけど我慢した
我慢できてなかったかもしれないけど。
俺はアキと生きていくことに決めた
俺の両親もアキの両親もすべてを承知の上で了承してくれた
明日が命日です
感染し周りの人を巻き込み精神的な不安定さから躁鬱に。
悔しさしか残ってません
エイズは治る病気ではないけど、発症する確率を下げることもできます。
普通に社会人として生きていく道が、今はあります
俺がみんなに伝えたいのは、偏見をしないでほしいという事です
もちろん、感染してしまう恐れがある以上、普通に接することが出来ない場面や状況もあります
しかし、HIVに感染してしまった人がそれを理由に孤独になってしまうのが今の現在の社会でも目立つ問題です
HIVに感染してしまった人の周りの仲間
これが重要です
しっかり意識をして、正しい予防をすれば感染は防げます
友達や家族までもがHIV感染者を隔離してしまうのは絶対にいけません
俺は、アキを守ってあげられませんでした
アキの様に責任を感じて自殺してしまう人も少なくないはず
もし、身近なところで感染者が出てしまっても孤立させないでください
その人の心を守るのは身近にいる仲間、あなたたちなのです
それと避妊は必ずしてください
そうすれば感染は100%ではないにしても防げます
HIV感染者が自らをHIVだと言えるように、周りの人や環境がそれを守っていけるように変わっていかなければなりません
後味が悪い話ですみませんでした
釣りと思われてもいいけど伝えたかったんです
なにか質問あればどうぞ
ミホは彼氏がずっといなかったわけだけど
何で居なかったのかっていう理由はアツシが好きだったから
でもアキがHIVに感染したと発覚した時
実はアキはミホに話しちゃってたんだよね酔っぱらって
アキ自体は覚えてないからミホに知られてないと思っていたけど
実はミホは知ってて、自分だけが恋人作って幸せになることはできないってんで彼氏も作ってなかった
アツシには俺と出会う前に何回か告白したみたいだよ
俺がこの三人に加わって遊ぶようになったころにはある程度アツシの事は吹っ切れてたみたいだね
ミホからアキの新幹線見送れ!って電話来た時
実はミホはアキの事実を知ってたって事
してない
言いたいことは判るし、これを読まなくても判っていたつもり
でも、ここを読んでも、更に何か伝わってくるものは無かった
ご冥福を祈ります
感動するような話とかは特にないよ
デートするにしても何をするにしても制限制限制限
少しでもミスってうつしちゃったら訴訟おこっちゃうから
えっとまず感染経路は大きくわけて
血液 汁 母子感染 の三つ
だから俺はアキとはできなかった
出来なかったというよりかはアキがさせてくれなかった
ゴムを付けるにしても100%防げるわけではないし
万が一子供が出来てしまったら大変な事になっちゃう
母子感染は大体30%で遺伝してしまうって言われているけど
今はその数値を下げていけるようになっているみたいだね
そんなに覚えてる?
ググりながら書いてる?w
話しても話してもゴールは見えない話題だし
アキ達の言い分は俺の人生までしょい込むような事はできないって事だった
他の人とまっすぐ人生を歩んでほしいとか色々言われたけど、俺はそんなつもりはないってハッキリ言ったよ
夜にアキのお父さんも帰ってきてからは落ち着きながら話ができた
アキのお父さんは
「俺君の親御さんたちに1度相談してみなさい。
それで了承してくれるのであれば、アキにとっても僕達家族にとっても、こんなに心強い味方は居ないからね。
でも現実は違う。俺君の両親を悪く言うつもりはないけどきっとNOと言うだろう。
当たり前だ。アキの父親の僕ですら一緒に暮らしていて怖いと思う時があるんだから」
こういわれた時はさすがに言葉が出なかったな
否定されるのが怖かったから言えなかった
もしかしたら、両親にNOと言われて気持ちが変わってしまうかもしれない自分がいるかもしれない。そう思うと怖くて相談することが出来なかった。
実際に両親に相談する事が出来たのはアキの実家に行ってから1年くらいたってからかな。
アキは人が大勢いるような場所へ行くことを避けるようになっていた
思い返せば4人で会っているときも後半1年くらいはやたらと4人だけでの飲み会が多かった気がする。
考えれば考えるほど思い当たる節がある
膝に包帯をグルグル巻きにしているときがあって
「どうしたの?」って聞くと
「膝擦りむいちゃったんだよね…」って言ってた
俺はてっきり捻挫でもして、心配されたくないからそんなことを言っているのかと思ってたけど
実は本当に擦り傷だったって事だよな
大勢の人が集まるような場所に行きたくなくなってしまったアキは
必然的に家にこもるようになる
もちろん出かけたりもしたけど基本は車でドライブとか、他人と触れないようにする配慮が常に必要だった
俺は本当に自分が情けないと常に感じた
毎日一緒に居れる訳ではないし東京に戻って仕事して
暇さえあれば岡山に行くっていう生活だった
一番苦労しているのは間違いなくアキとアキの家族だし俺は苦労なんて何もしてなかったから
アキは自分で使った箸やお皿やコップ、洋服など全て自分で洗っていた
アキが使った箸に付着した口の中の粘膜が誰かの指のささくれに触れることで感染してしまうかもしれないし、そういった心配を周りにかけたくない
自分に気を使ってほしくないという思いから自分で洗うようにしていたらしい
でもそうすると、今度は洗いものをするアキに気を使い始める
結局その堂々巡りで、自分が行動することで周りにさらに気を使わせる
家族も知らず知らずのうちに敏感になってしまっていた
アキは、いつからか部屋にこもるようになってしまった
俺はアキの家に通っていたけど苦ではなかった
俺が来ることによって少しでもプラスになればいいと思って通っていたし
実際、通う事が俺自身のプラスにもなってたから
でもあるときアキのお母さんに言われたんだ
俺君は何のために通ってくれてるの?って
この質問にはすごく考えさせられた
アキのために通っていると思っていたけど、よくよく考えるとアキのためではなく
自分のために通ってたって事に気が付いたんだよね
自分のために通っている俺ってアキのために本当にプラスの存在なのか
もしかしたらマイナスの存在なのかもしれない
俺は俺の欲求を満たすために通っていただけなのかもしれない
アキの力になりたいと思っていたけど負担にしかなってないのかもしれない
アキと2人でゲームしたりレンタルビデオを見たり色々したけど
アキの中では常に感染させないように気を使っていて、常に俺への配慮を怠るわけにはい状況だっただろうし辛い思いをさせてしまっているのかもしれないとも考えた
苦労するのはアキの家族とアキ本人で俺ではない
もちろん通う事に意味がないとは思わなかったけど、必要な存在なのかどうかは分からなかった
アキ本人に聞きたいけど聞けない
聞いてしまったら、岡山に来る事が苦痛だって勘違いされてしまうかもしれないから
でもアキ自身は生きることに苦痛を感じていたかもしれない
通っているなかでアキ本人から、もう2度と来ないでとか来てくれても迷惑なだけとか、そういう事を言われたこともあった
俺はそういわれても気にしなかったけど、気にしないで通う俺にむかついた時もあったのかなって今となっては思ったりもする
HIVに感染してしまって気分が滅入るところから躁鬱になってしまう人とかもいるのかな?
アキがそうだったのかどうかは俺は分からないけど、その場合はHIVと躁鬱の薬は併用できなかったりもするだろうしどうするんだろう
体は元気なのに自由に行動できない、周りに極度な気遣いさせてしまう
すごくつらいと思う
普通の会社とかなら健康診断にHIVの検査とかは無い場合が多いだろうし黙って普通に生活することも可能だけど、アキは違った
外に出ることが罪で人と話すことが罪で普通に生活することが罪だと思い込んでいるようだった。
アキには家族という見方がいたし俺だっていた
それなのに生きているだけで迷惑だと思ってしまったのかもしてない
そう思ってしまっている人はアキ以外にも沢山いるかもしれない

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