結衣「時給8000円！？」京子「本当に！？」

結衣「8000円って本当ですか！？」

男「ああ、もちろん本当だよ」

男「ただ仕事場はここじゃなくてね、他県まで行かないと駄目なんだがいいかい？」

結衣「う〜ん…他県か…」

京子「はい！行きます！」

結衣「おいこら、ちょっと…」

男「じゃあ決まりだね、この車に乗って」

京子「はーい！」

結衣「簡単に決めすぎだろ！ちょっと待てよ」

京子「だって8000円だよ！8000円！他にこんなバイトないよ！」

結衣「でも怪しくないか？8000円だなんて…」

京子「だいじょーぶだいじょーぶ、いい人そうだし」

数時間後

男「さぁ、着いたよ」

男「車から降りて僕についていてね」

京子「凄い遠くまで来ちゃったね」

結衣「こんな山奥で何やるんだろ…」

男「今日はもう遅くなったからあそこに泊まってもらうよ」

京子「わかりました！」

結衣（なんかボロボロで廃墟みたいだな…）

男「2人はこの部屋で泊まってね」

結衣（窓に鉄格子がある…）

男「じゃあまた明日」ｶﾞﾁｬ

京子「お疲れ様でした」

結衣「なぁ…怪しくないか？まだ何の仕事するのかも説明されてないし…」

京子「うーん…とりあえず腹減ったしコンビニでも行かない？」

結衣「お前なぁ…」

京子「あれ？」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

結衣「どうした？」

京子「ドアが開かない…」

京子「外から鍵がかけられてる…」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

結衣「えっ…」

次の朝

男「やあ、おはよう」

結衣「あの…まだ何の仕事かも説明されてないんですけど…」

男「ああこれから説明するよ」

男「でも今日は1人で十分なんだ、そっちの金髪の子だけ来てもらえるかい？」

京子「えっ…は、はい」

結衣「京子」

京子「大丈夫だよ、また戻ってくるし」

結衣「でも…」

男「さあ行くぞ」

しかし、夜になっても京子は戻ってこなかった

深夜

ｶﾞﾁｬ…ｶﾞﾁｬ…

結衣「京子か？」

男「……」

結衣「…！」

男「大人しくしろ」ｶﾞｼｯ

結衣「やめろっ！離せ！京子はどこに…」

男「黙れ！」ﾊﾞｷｯ

結衣「痛っ…！」

男「お前は黙って言う事聞いてりゃいいんだよ」ｽﾞﾎﾟｽﾞﾎﾟ

結衣「うっ…あっ…」

朝

男「出かけるぞ、ついてこい」

結衣「…京子はどこだ」

男「黙れ」

結衣「……」

男「これが約束の物です」

金持ち「そうか、これが報酬の金だ」

男「へへ…どうも」

結衣「…ここはどこだ」

金持ち「お前を高い金出して買ったんだ、これから俺の言う事を聞いてもらうぞ」

あかりちゃんが出なさそう
-100000点

金持ち「お前の仕事はこの家の家事全般だ、わかったな」

結衣「……」

金持ち「返事をしろ！」ﾊﾞｷｯ

結衣「くっ…」

金持ち「お前は高い金払って買ったんだ！言う事を聞け！」ﾊﾞｷｯﾄﾞｶｯ

結衣（ここで逆らうと殺される…）

結衣（それに京子の行方もわからない…）

結衣（ここは大人しく従ってしばらくしてから京子の居場所を聞き出そう）

結衣「…わかりました」

金持ち「それでいい」

結衣（待ってろよ京子…絶対助けに行くからな！）